EuresysとSensor to Image、新製品でCoaXPress-over-Fiberを推進

Product / 10.2020


CoaXPressが第一級の高帯域幅コンピュータビジョンアプリケーション用インターフェースであることには間違いありません。堅牢で安定した、ジッターのない画像の取り込みを実現するCoaXPressは、最高クラスの信頼性が求められるマシンやアプリケーションに適しています。
Euresysは、Coaxlinkシリーズのフレームグラバーにより、CoaXPressの開発をリードしています。EuresysのCEOを務めるMarc Damhautは、「2019年、CoaXPressフレームグラバーの売り上げは、Camera Linkフレームグラバーの売り上げを上回った」とし、「Coaxlinkは、Euresysのナンバーワン製品となった」と発表しました。2020年もこの傾向は変わらず、強力な販売と成長を見せ続けています。
カメラとコンピュータ間の帯域幅の増加、フレームレートの高速化、そして高画像解像度がさらに求められている近年、OLED検査、3D AOI (自動光学式検査)、3D SPI (はんだペースト検査) 、3D検査全般のアプリケーションでは、より多くのデータの出力が必要となっています。

未来のCoaXPress
Marc Damhautは「Euresysは未来を見据えたCoaXPressを設計している」とし、「この2年間、Euresysとその関連会社であるSentor to Imageは、コンピュータビジョンアプリケーションの画期的なインターフェースであるCoaXPress-over-Fibreに取り組んできた」と述べています。Sensor to Imageのチームは、CoaXPressプロトコルをそのまま変更せずに、標準的なイーサネット接続で実行する方法を設計してきました。将来的に100 Gbpsや200 Gbpsといった、さらに高い帯域幅を必要とするように進化したとしても、イーサネットの物理レイヤーを使用することで、それに対応することのできるインターフェースを保証しています。また、イーサネットの物理レイヤーを使用すれば、多くのアプリケーションではすでに要件となっている光ファイバに移行しやすくもなります。
日本インダストリアルイメージング協会で代表理事を務める木浦幸雄氏からは、「Euresys、Sensor to Image、および最大手ビジョンメーカーが集まるJIIA (日本インダストリアルイメージング協会) のCoaXPress分科会は、この新しい概念をマシンビジョンコミュニティに定着させることに取り組んでいます」とのメッセージをいただきました。

CoaXPress-over-Fiber Bridge IPコアは、Sensor to Image より、関心のあるカメラメーカーに対して評価目的で提供されています。

40 Gbit/秒オプティカルモジュール対応のQSFP+ポートを1つ備えた4接続CoaXPress-over-Fiberフレームグラバー「Coaxlink QSFP+」も、Euresysより、評価用に提供されています。